みさきの内側(インタビュー)
2024.2.16お知らせ
仕事人FILE #0001
~現場が人を成長させる~ 40歳男性(入社7年)
Q.前職はどのような業界に勤めていましたか
A.現在とは全く畑違いですが、アミューズメント業界で約10年ほど働いていました。
Q.岬産業の特徴は
A.構造物点検の業務を主として、やりたい事を比較的自由にやらせてもらえる会社だと思います。
私は畑違いの業界からの転職でしたので、現場作業に必要な資格や経験がない状態からスタートでした。
会社内で自分のやれる仕事の範囲を増やすために必要な講習の受講や資格取得を補助してもらえました。
また、学生時代に学んだデジタル知識を活かし、業務の効率化を図ろうとした際も柔軟に受け入れられ、
積極的に協力をいただき業務効率の向上を図れたりもしました。
Q.岬産業であなたはどのような仕事をしていますか
A.国・県・市町村管轄の橋梁や農業水利施設の機能診断調査の現地作業、調査報告書作成のほか、
報告書を効率的にまとめるための簡易的なシステム開発を行っています。
またドローンやSfMなど、今後業界で必要になってくる技術導入をどのように進めていくか思案中です。
Q.岬産業の仕事で印象に残っていることは
A.入社間もない頃に自社開発の回転式レーザー計測器-瞬太郎(今はもうありませんが…)を使って
水路の凹凸量を計測した仕事です。
水路の凹凸量調査は構造物の表面に数センチ間隔で大量の穴を開けた板を設置し、
その穴にデプスゲージを指して深さを測り、
構造物表面の凹凸を数値化するというもので、その穴が何十何百とあるわけですから
計測・記録だけでもかなりの労力がかかります。
瞬太郎はその計測を回転するレーザー計測器で自動的に測定し、データをパソコン処理することで
労力をかけずに正確な凹凸量を出力できる画期的なものだったのですが…
実際に現場に持っていくと、大型かつ重量もあるため水路内に降ろすだけでも重労働、
組み立てが必要なため設置にも時間がかかり、
さらに、組み立て作業中に不安定な足元だったため機械の一部を転倒させてしまい
使用不可となってしまいました。
瞬太郎が使えない=何十何百の穴を計測する単純労働をしなければならない。
…泣く泣く数百箇所の穴を計測・後のデータ処理を手作業でやりました。
しかしこの経験があったからこそ、新技術の導入など検討するなかでリスクやコストパフォーマンスを
より慎重に考えるようになっていると思います(笑)
Q.岬産業の仕事で困ったことは
A.業界としての話になりますが、現場作業も報告書作成も未だに原始的な手書き・手入力で
二重三重の作業があること。
どうしても現場作業においては天候や調査条件により電子機器などを利用した場合の
コストパフォーマンスよりリスクの割合が高くなること。
紙に手書きしたものをデータに転記する方がスピード・コスト・リスクの観点からみても
最効率であることから、未だに改革できていないので今後の重要な課題だと思っています。
Q.仕事で充実感を感じる瞬間は
A.一つの業務が終わった時。
長い業務だと一つの業務で半年以上かけて現地調査と報告書作成を行うものがあります。
ですので業務が完了したときの充実感は大きいです。
また、自分が開発したシステムによってどの程度作業の効率化が図れたかを検証しているときも
充実感を感じます。
Q.今後どのような大人になりたいですか
A.もう大人ですが、立派な大人になりたいと思います。
Q.休日のお気に入りの過ごし方は
A.子供と遊ぶこと、たまに一人で飲みに行くこと。
Q.仕事に対するモチベーションは
A.勿論一番大きいところはお金です。
そのお金を得るための自己・会社の成長がモチベーションの元です。
ただ定型の作業をするだけでなく、より良い方法や技術などを取り入れ模索しながら仕事を進めたり、
新しい知識を増やして、これまでやってこなかったような業務を受注するなど、
自身と会社の成長が最終的にお金に繋がると思っています。
Q.最後にファンの皆さまに一言
A.こんな私ですが、今後も変わらず応援していただけると幸いです。