Tカット工法(NETIS登録済)
特徴
- 奥行が広いためシーリング材の剥れ落ちが少ない。
- 接着面積が広いので接着粘力が高い
- シーリング材の剥れ落ちを予防しているため耐久性が向上する
・クラック・目地部補修箇所の奥側部分に専用の工具を使用し奥行を広げT字の溝に加工した工法です。
・従来工法のVカット・Uカットでは紫外線・経年変化等により、注入しているシーリング材(樹脂材)のやせ細りや,接着面積の少なさによって接着粘力が低下し、剥離・脱却が起きて補修箇所から漏水するなど構造本体の強度低下の原因なっていました。溝をTにすることでシーリング材の剥がれ落ちを予防し、耐久性の向上を可能にしています。
性能
付着力 | Tカット後の耐圧試験結果 | |
A社 | 0.4N/m㎡ | 5.12N/m㎡ |
B社 | 0.4N/m㎡ | 7.57N/m㎡ |
C社 | 0.4N/m㎡ | 14.65N/m㎡ |
施工フロー
ビット規格値
※ ひび割れ工のバックアップ材は貫通ひび割れ及びひび割れ深さがTカットのビット規格値(深さB)より深い場合に採用する。
ビット呼び径 | 目地幅:A(mm) | 深さ:B(mm) | ビット径:C(mm) | 施工能力:1本/m |
10 | 5mm以下 | 16~19 | 11 | ※ 25 |
15 | 10mm以下 | 16~19 | 16 | ※ 20 |
20 | 15mm以下 | 23~26 | 22 | ※ 18 |
25 | 20mm以下 | 30~33 | 28 | ※ 15 |
30 | 25mm以下 | 42~46実施工深さ:B=30程度 | 33 | ※ 12 |
※ 施工能力はコンクリート躯体の強度等による。
施工事例